鼻毛

鼻毛はどうしてあるのでしょうか。
コイツのお陰で僕は随分恥かしい思いをしてきましたし、随分痛い思いもしてまいりました。
僕も今年で25歳になった良い大人なので、鼻毛には気を使います。
何で鼻毛に気を使わないといけないのか、自分自身あまりわかっておりませんけども、でも人並み以上に気を使っている訳です。
例えば、僕は人並み上に鼻毛の発育状況が良いのです。何故こんなにも発育状況が良いのかわかりませんが、ある意味娘を持つ父のような、何処か感慨深いのです。
「知恵は本当に大きくなったなぁ!」とか、何処が大きくなったのか父の目を見れば
一目瞭然の感慨深い禁断の性地。聖地。
僕の鼻毛もまるで知恵ちゃんの胸のように大きく成長し続けるのです。知恵ちゃんって誰。
であるからして、僕は鼻毛を実の娘のように可愛がります。娘いないですけど。
やはり可愛がる手段として、鼻毛ばさみでしょうか。
まず、鼻毛ばさみは扱いがとても難しいです。一歩間違えれば血だるまになりかねません。
実際僕は何回も血だるまになりましたし、涙も流しました。
このことから鼻毛ばさみは上級者しか使えない道具であり、僕みたいなチンカス野郎が使って良い代物では無い事がわかります。
では、初心者でも使える道具とは一体何があるのか。
あれは電気屋さんでの出会いでした。僕の心を、興味を丸かじりにしたのが、
鼻毛カッターでした。
こいつは随分便利な物でして、どれだけ鼻の中へ突っ込もうが、どれだけ可愛い鼻毛を伐採しようが、血だるまになる事は絶対無い代物なのです。
勿論速攻で購入しました。これは僕の為にある道具に違いないと。
早速、誰にも見られないように鼻毛カッターをそっと穴へと挿入してみます。
そう、まるで彼女の大切な所に初めて自分の物意外の玩具を挿入する時みたいな。
そんなドキドキ感が僕を支配します。何故か勃起しそうです。
鼻の穴に鼻毛カッターを挿入して何故か勃起する男
考えるだけでまともな精神の持ち主じゃない事を露呈してしまった出来事なのですが、アレな。鼻毛カッターの振動がくしゃみを誘発しやがりました。
それと同時に鼻毛カッターがありえないくらい鼻の穴に入ってくる訳ですわ。
グボボボッみたいな感じで。処女にグボボボッみたいな感じで。
痛い。凄く痛い。あの時初めて処女の気持ちが僕にはわかりました。
アレは痛いよ。あんな痛いとは思わなかったよ。
僕はあまりの痛みに初級者の道具でですら涙を流す事になったのです。
それと同時に血も流す事になったのです。
以上の話をまとめてみました所、僕が気を使ってるのは鼻毛では無く、鼻毛を伐採する道具だと言う事がわかりました。
吊ってきます。